2025年読んで良かった本

今年は大体40冊くらい読んでいたみたい。
https://booklog.jp/users/yayoc
その中から例年通り、今年読んでよかった本を数冊紹介。

Andorids

感想はブログにも書いたけれど、Android OSの開発秘話。伝説級のエンジニアがハードワークでOSを作り上げる読み応えのあるノンフィクション作品。

日本の学校教育はどこに向かおうとしているのか 2030年の学習指導要領実施に向けた中教審諮問を徹底分析!

2024年12月25日の次期学習指導要領改訂に係る中央教育審議会への大臣諮問を元に、次期学習指導要領改訂に向けてどのような点が議論されるか分かりやすく説明する。これまでの系統主義から経験主義への移行が一つ大きなポイントとなるのは押さえておきたい。「探求科」を導入した京都市立堀川高校が国公立大学への現役合格者数を前年の6人から106人へと激増させた話など、感心する話もある。50のテーマ別に日本教育の課題について触れる。今後の教育方針を知りたい人には良いガイドとなる本だと思う。

酒を主食とする人々 エチオピアの科学的秘境を旅する

高野秀行さんの最新作。パルショータというアルコールを含む飲料を子どもまでも当たり前のように毎日飲むというデラシャ民族の生活に密着する。高野秀行ファンにとっては、あまり説明のいらない、間違いなく面白いノンフィクション辺境旅行録。

ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団

ポケットモンスターの生みの親、田尻智さんにフォーカスしつつ、会社ゲームフリークの聡明期の話など。ポケモン、赤緑をやったくらいではあるが、改めてどういう思想でゲームがデザインされていたのかを知れたのはよかった。そもそもほとんど同じ内容のゲームソフトを違うパッケージ(赤・緑)として売る手法なども画期的だし、その根底にあるのは「交換」という考え方だったのかと、今更ながら腹に落ちたのであった。

中古マンション これからの買い方・売り方 絶対に損したくない人のための最強バイブル

今年マンションの住み替えを行う過程で不動産知識をアップデートするためにいくつか不動産関係の本を読んだが、この本が一番大切なポイントを押さえていたような気がする。売り・買い両方のポイントを包括的にまとめているので、住み替えのような自分のケースには参考になるポイントばかりだった。不動産取引、人生で大きなイベントになるので、ある程度知識をつけて信頼のおける仲介業者とタッグを組むのがおすすめである。