宇宙からの帰還を読んだ

宇宙からの帰還 新版 (中公文庫)

一月前、子供を連れてJAXAの見学センターに行ったのがきっかけで家族の中で宇宙に関する話が頻繁に話されるようになり、多くの日本人宇宙飛行士に影響を与えた本書を手に取ってみた。
言わずもがなの名著で宇宙飛行士の思考を深く書き出しており面白く読めた。
特に印象に残ったのは、人類史上、2番目に月面着陸した男バズ・オルドリンのエピソード。世の中と上手く付き合うことができず精神疾患を患ってしまった彼の話を読んでいると、胃が痛くなったし、一方で、人間味あふれる彼の話はなぜか引き込まれるものがあった。スピリチャルな話に振れる宇宙飛行士も多いけれど、個人的にはやはり、エンジニアリングを突き詰めようとする姿勢の宇宙飛行士の方に惹かれるようだ。

宇宙飛行士たちが異口同音に述べたことは、地球の上で、国家と国家とが対立し合ったり、紛争を起こしたり、ついには戦争までして互いに殺し合ったりすることが、宇宙から見ると、いかにバカげたことかよくわかるということだった

こういうのを読むと、いかに自分たちが小さい世界で生きているかと思えて良い。宇宙飛行がより身近なものになれば、より多くの人が広い視野を持って未来の人類のために何をするべきか考えるのかもしれない。ispaceの月面着陸HAKUTO-R Missionを見ながら宇宙事業って本当に夢があるよなーと思いながらこれを書いた。