劇場版 荒野に希望の灯をともす
時間が出来たので奥さんがお薦めしていた映画をポレポレ東中野で鑑賞する。
中村哲さんの生涯についてはなんとなく知っている程度であったが、実際の映像を通して彼の考えや生き様を見ることが出来たのはとても良かった。35年の人生を費やし、しまいには白衣を作業着に着替え、第一線でショベルカーを操作する姿を見ると、中村さんの”不条理に一矢報いる”という言葉の重みを痛感するものだった。砂漠だった地域に草木が生い茂るシーンは言葉なしに彼の偉業を表していたと思う。1
構成は1時間30分と簡潔にありのままを写しており、ドキュメンタリーとしてきれいにまとまっていた。これを見て、アフガニスタンを取り巻く状況について考えてみるのはいいかもしれない。
ちなみに、中村さんを支援していたNGO団体であるペシャワール会は現在もアフガニスタンで灌漑、農業、医療、食糧配給などの支援活動を行われている。活動は寄付と会費のみで支えられているそうで、会費(3000円)を払うと年4回の会報を郵送していただける。2せっかくなのでこちらもチェックしてみるといい気がする。