読書ログ 塩狩峠

息子の電車好きがきっかけで、電車にまつわる小説でも読んでみようと奥さんが買っていた三浦綾子塩狩峠を読んでみた。

1909年に起きた鉄道員長野政雄氏の殉職事故を元に1968年に発行された小説。
悲劇的な結末は読み出す前に知っていたけれども、そこよりも自分自身を律しひたむきに生き、善を尽くす主人公の姿に感動。

久々に入り込める本に出会え、有意義な週末だった。 何度も読み返したい本の一つになりそう。 塩狩峠、機会があったら訪れてみたい。

しかしねえ、目に見えた不具者を笑うことはやさしいが、自分たち人間の心がどんなに不自由な身動きのとれない不具者かということには、なかなか気付かないものだよ。