22 July

2011年7/22に起きたノルウェー連続テロ事件を題材としたNetflixオリジナルの映画を見ました。

22, July

まず、この映画の題材になったテロですが、

極右思想を持つキリスト原理主義者のアンネシュ・ブレイビク (当時32歳) が起こしたテロであり、
2011年7月22日、ノルウェーの首都のオスロ政府庁舎 (Regjeringskvartalet) 爆破事件とウトヤ島銃乱射事件を起こしました。
政府庁舎爆破事件により8人、銃乱射事件により69人がそれぞれ死亡しており、
両事件で77人が死亡し、ノルウェー国内において第二次世界大戦以降の最悪の惨事とされています。
イスラムからノルウェーを守るためというのがブレイビクの主張であり、 ウトヤ島で多くの青年を殺害したのも、移民の受け入れを推進した与党・労働党の子供たちをターゲットにすることで、 国民に強烈なシグナルを送るためだったと語っています。

映画がどこまで忠実に再現されたものかは分かりませんが、その犯行内容は大変緻密で、
警察を装い、島を警護するという口実でスタッフを騙しウトヤ島にフェリーで渡るなど、計画性の高いものだったと感じられます。

このショッキングな映画を見終わった後、このような記事も見つかりました。 https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20180730-00091189/

この事件の生存者の一部は極右な思想を持つ大人たちから * ウトヤ島で殺害・負傷した奴らは、国家の裏切り者だったからだ! * 覚えておけ。お前は生粋のノルウェー人じゃない。俺はそうだ。税金を払っているのは俺たち。ノルウェーに来る奴ら全員を、受け入れられるわけじゃない * この馬鹿に銃弾を一発。その金は私が払う

といったメッセージを受けているといいます。

感想など

この映画を通して、個人的に感じたことは下記の2点です。

  1. たった1人の犯罪で77人の命を奪える機会があるという恐怖
  2. 弁護士という大変な職業

たった1人の犯罪で77人の命を奪える機会があるという恐怖

爆弾または、銃を所持できる環境というのは日本に住んでいるとイメージしにくいですが、
世界には銃を所持することが許されている国が多くあります。
銃のような殺傷能力の高い武器が簡単に手に入ってしまうという状況は、僕のような日本人からすると恐怖しか感じません。

http://karapaia.com/archives/52249624.html

この記事を読む限り、北欧の国は割と銃を所持することは可能であるのかなと思います。 ( もちろん、狩猟目的やライセンス必須など国によって条件は様々)

弁護士という大変な職業

ブレイビクが捕まった後に弁護士に選任したのはノルウェーでも屈指の弁護士と言われるゲイル・リッペスタッド氏でした。
ノルウェーの裁判制度については分かりませんが、ブレイビクを弁護しないといけないという状況は彼の正義と反するものだったと思います。
その中でも、ブレイビクの要求に弁護士として向き合う姿勢には弁護士としての職業を全うする彼の姿勢を感じました。ちなみに、事件後ゲイル氏は労働党の政治家として行政に携わる仕事をされているそうです。

IMDBのレビュー

ちなみに、IMDBではこの映画についてさまざまなレビューが乗せられていました。 https://www.imdb.com/title/tt7280898/
一番多い意見としては、なんでぎこちない英語でみんな喋っているのかということです。僕もこの映画を見て、ノルウェーって英語が公用語だったっけと思いました。( ノルウェーの方は、英語に明るい人が多いそうですが、公用語はノルウェー語とのこと ) https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html
また、この映画の公開に関して、20000人のノルウェー人が反対し署名を行ったそうで、一部のレビューではそのことについても書かれています。 ざっくり見る限り、ノルウェー人の方はこの映画に対して、好印象ではないのかなという印象でした。

僕としては、この事件を知れたという点では良かったですが、全体的に淡々とした内容だったなと思うところもありました。 2019年にはウトヤ島、7月22日という72分のワンカット版映画も公開されるようでこちらも見たいと思います。 https://www.youtube.com/watch?v=5YEdrKrRLfg